BLIS K12®の研究
【研究①】BLIS K12®は咽頭痛・扁桃炎の発生数を減らした
方法
再発性のレンサ球菌性咽頭炎と診断された40名の成人を被験者とし、うち20名にBLIS K12®を90日間摂取してもらい、もう20名には何も対策をしないよう、指示をした。
結果
実験開始から90日間後の時点で、BLIS K12®を摂取しなかった被験者よりも、BLIS K12®を摂取した被験者のほうが、レンサ球菌性咽頭炎の発生回数が80%少なかった。
また、BLIS K12®の摂取終了半年後の時点でもBLIS K12®を摂取した被験者のほうが、レンサ球菌性咽頭炎の発生回数が60%少なかった。
結論
再発性のレンサ球菌性咽頭炎を持つ成人において、BLIS K12®の予防的投与はレンサ球菌性咽頭痛・扁桃炎の発生数を減らした。
出典:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/23286823/
【研究②】BLIS K12®は口臭の原因物質を抑える
方法
23名の被験者を、3日間クロルヘキシジン入りのマウスウォッシュを使用してから時間をおいて、BLIS K12®を摂取するグループ、もしくはプラセボを摂取するグループに分けて、1週間後にそれぞれのグループの口臭の原因物質の一つである揮発性硫黄化合物の値を測った。
結果
プラセボを摂取したグループでは30%の口臭の原因物質の抑制がみられ、BLIS K12®を摂取したグループでは85%の口臭の原因物質の抑制がみられた。
結論
抗細菌性マウスウォッシュのあとにBLIS K12®を摂取することで、口腔内の揮発性硫黄化合物の値を下げることができる。
出典:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/16553730/
【研究③】BLIS K12®は以下の3つの働きで病原菌による炎症や健康な細胞の損傷を防ぐ
- 炎症性反応を引き起こさない
- 抗炎症反応を刺激する
- 健康な細胞に影響を与えずに、病原菌が口腔内にいつくのを防ぐ
BLIS M18®の研究
【研究①】BLIS M18®とラクトバチルス・ロイテリ菌は歯周病、歯の色素沈着の対策になる
方法
BLIS M18®とラクトバチルス・ロイテリ菌を歯の色素沈着に関連する2種の病原菌、侵襲性歯周炎の原因菌(アグリゲイティバクター・アクチノミセテムコミタンス)と虫歯や歯肉炎の原因菌(アクチノマイセス・ネスランディ)に対して生長阻害試験にかけた。
結果
BLIS M18®とラクトバチルス・ロイテリ菌は投与量依存的に病原菌の成長を抑えることが分かった。また、その効果はBLIS M18®のほうが強かった。そして、BLIS M18®とラクトバチルス・ロイテリ菌は侵襲性歯周炎の原因菌よりも虫歯や歯肉炎の原因菌に対して強い効果を示した。
結論
BLIS M18®とラクトバチルス・ロイテリ菌は歯の色素沈着に関連する2種の病原菌対策に有効である。
【研究②】BLIS M18®は歯肉炎・歯周病対策になる
方法
20~60歳の28名を被験者とし、歯肉炎・歯周病の深刻度とBLIS M18®の投与の有無で合計4つのグループを作り、60日間追った。
結果
BLIS M18®を摂取したグループは、摂取しなかったグループに比べて、
- 歯垢(プラーク)が少なかった
- 歯肉炎指数が小さくなった
- 歯肉溝上皮出血指数が小さくなった
- 歯周ポケットの深さが小さくなった
結論
BLIS M18®は中程度と深刻な歯肉炎、そして中程度の歯周炎を抑えるのに有効であることが示された。
出典:https://jimdo-storage.global.ssl.fastly.net/file/a25f9506-3dc6-4542-9971-16917793a77f/Scariya%20et%20al%202015%20Int%20J%20Pharm%20Bio%20Sci.pdf
【研究③】BLIS M18®は安全な病原菌対策になる
方法
75人の被験者を4つのグループに分け、28日間異なるBLIS M18®を投与した。
結果
BLIS M18®は口腔内の善玉菌・悪玉菌の合計数を大きく変えることなく、勢力を拡大した。
結論
BLIS M18®は抗生物質の予防的投与よりも安全な病原菌対策になる。
出典:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/23785463/